リーチやタンヤオなど基本的な役を覚えるのはもちろん大切ですが、勝つためには打点の高い役を使っていきたいですよね。
そんななかでも今回は、リーチと組み合わせるだけですぐに満貫がみえる、混一色(ほんいーそー)について、解説していきます。
そもそもホンイツってなに?どうなればいいの?
早速、「ホンイツ」なるものについて解説していきます。
正式名称としては「混一色(ほんいーそー)」という役なのですが、略して「ホンイツ」と呼んでいるのですね。
役としては、「1種類の数牌と字牌の組み合わせ」で成立し、基本的には3翻がつきます。
例を挙げると、「ピンズの1•2•3」「ピンズの2•3•4」「ピンズの6•7•8」「東•東•東」「北•北」といった感じです。
もちろん上記のピンズがソウズやマンズでもOKですし、字牌が暗刻なっていてもいなくても大丈夫です。
とにかく「1種類の数牌と字牌で14枚を作り上げる」ということで理解しておけばOK。
ちなみにホンイツの上位版といった感じの「チンイツ」と呼ばれる役についてもこちらの記事で解説していますので、麻雀のステップアップを目指している方はぜひ。
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麻雀初心者に読んでほしい!ホンイツの注意点
さて、「1種類の数牌と字牌」で成立するホンイツですが、ホンイツを狙うにあたって注意してほしい点がいくつかあります。
よく理解しておかないとチョンボになってしまう可能性もありますから、この機会に一気に確認しておきましょう。
注意① 鳴きを入れると3翻から2翻に下がる
基本的にホンイツは3翻なのですが、ポンやチーなどする、いわゆる「鳴きを入れる」行為をすると、ホンイツは成立しますが、2翻に下がります。
「食い下がり」というやつですね。
鳴かなければリーチとホンイツだけで満貫となるのですが、鳴いてしまうと満貫どころか2,000点台となってしまうので、ドラを重ねるなどをして2翻分追加しないと満貫までいきません。
注意② 捨て牌でホンイツがバレる可能性大
ホンイツというのは「1種類の数牌と字牌」で成立する役だと解説しました。
ということは、もしピンズと字牌でホンイツを作ろうとしていれば、ほぼ自分の捨て牌にはピンズと字牌は出ないはずなのです。
マンズとソウズが主に捨てられている河(捨て牌が並ぶ場所)を見た相手は、「ピンズと字牌が手配に多くあるな。ホンイツか?」と予測ができるわけです。
そうなれば相手は意識してピンズを捨てなくなるため、相手からロンでアガることが難しくなるでしょう。
自分のツモで待ち牌を持ってくることが重要だと言えます。
麻雀実況でよく聞く「メンホン」ってなに?
C S放送やAbemaなどではよく麻雀の番組が放送されていますが、実況の方が「メンホン」というワードを使っているのを見たことはないでしょうか。
その「メンホン」というワードの「ホン」の部分はこのホンイツからきています。
そして「メン」の部分はメンゼンツモから来ているため、「メンゼンツモとホンイツ」というわけですね。
点数でいうと、メンゼンツモがついてあるということは鳴いていないということになりますから、ホンイツは3翻のままとなり、メンホン=満貫になるのです。
まとめ ホンイツを絡めて高打点を狙う麻雀をしよう
1種類の数牌と字牌を使って14枚を構成することでホンイツは成立しますが、通常3翻で食い下がりでも2翻になる役です。
鳴きを入れずに完成させればリーチをしてアガるだけで満貫になりますし、自家や場風の暗刻を絡められれば、跳満クラスの役にもなるでしょう。
相手に狙っている役がバレてしまう可能性はありますが、それを逆手にとってリーチをせずにメンホン前提に手を進めるというのも、ひとつの戦略ですね。
ちなみにリーチをせずにテンパイしているのを公表しないダマテン”という戦略について解説した記事もありますので、攻めの幅を広げたいという方はこちらもぜひ。
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