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【あれ、点数違う】食い下がりってなに?麻雀に大切な食い下がりについて教えちゃう

「Mリーグ」や「麻雀最強戦」などテレビでの麻雀中継を見ていて、自分は「これをアガれば満貫だな」と思っていた手が、いざアガったら3900点だった、なんてことはないでしょうか?

その点数の間違い、「食い下がり」が原因かもしれません。

ということでこの記事では、麻雀を打つのに欠かせない「食い下がり」のルールについて、とことん解説していきます。

 

 

食い下がりが原因?麻雀中継で思っていた点数と違うときがある

麻雀は終盤になると、「満貫以上をアガれば逆転勝利だな」といったように点数を意識しながら打ち始めます。

満貫以上が条件である時に、北家の手牌が「ソウズの1・2・3」「ソウズの4・5・6」「ソウズの7・8・9」「北・北・北」「ピンズの3・3」となっていて、ドラが「ソウズの1」だった場合、ぱっと見ダマテンでも満貫の手に見えますよね。

ちなみについている役は「一気通貫」「役牌」「ドラ」の満貫です。

しかしいざアガってみると、「3翻で3900だよ」と他の人から指摘されたことはないでしょうか。

なぜこうしたような「満貫だと思っていて手が3翻になった」ということが起こるのでしょうか。

それ、麻雀のルールである「食い下がり」が影響しているかもしれません。

 

食い下がりってなに?麻雀の“鳴き”と関係している

 

実はその「点数計算の勘違い」ともとれる「思っていた点数と違う」という現象、「食い下がり」というルールが原因かもしれません。

ズバリ「食い下がり」とは、「手牌を作る工程で鳴きを入れると、一部の役の翻数が下がってしまう」というルールなのです。

例を挙げると、一気通貫は元々2翻ですが、食い下がることで1翻となります。

これは「一気通貫を完成させるための鳴き」だけでなく、「東・東・東」などその役に関係のない鳴きであっても、一律して「食い下がり」として扱われます。

次の章では、食い下がりが適用される役と、鳴いても翻数が変わらない役を区別しながら見ていきましょう。

 

食い下がりが有効な役はなに?1翻役はどうなる?

ここからは食い下がりが適用される役を紹介していきます。

早く覚えて適切な計算ができるようになりましょう。

食い下がりが適用される役はざっと以下の通り。

 

・一気通貫    (2翻→1翻)

・三色同順    (2翻→1翻)

・チャンタ    (2翻→1翻)

・混一色     (3翻→2翻)

・ジュンチャンタ (3翻→2翻)

・清一色     (6翻→5翻)

 

といった感じ。

覚えるときに「三色同順は食い下がるけど三色同刻は食い下がらない」といったややこしい部分もあるので、曖昧なままにせずに麻雀ゲームなどを活用しながら覚えていきましょう。

 

注意!一盃口や二盃口は鳴くと無効になる

鳴くことで食い下がりになる役もありますが、逆に鳴くと無効になってしまう、「メンゼンのみ」の役もありますよね。

リーチやピンフなどがメンゼンのみであるということは周知の事実であると思いますが、意外と一盃口や二盃口がメンゼンのみであることを知らないという方は多いのではないでしょうか。

意外と、一盃口や二盃口はメンゼンのみなのです。

そのため一盃口・二盃口の形をつくっても、他の部分で鳴きを入れてしまうと、その時点で無効となります。

 

まとめ 鳴きを入れると翻数が下がる“食い下がり”を覚えよう

一気通貫や三色同順など、鳴きを入れることで翻数が下がってしまう「食い下がり」について解説してきました。

点数計算に関することなので早く覚えて適切な計算ができるといいですね。

なかには一盃口などの「意外とメンゼンのみなのね」といった役もありますから、注意しながら覚えましょう。