14枚の手牌で役の成立を目指す、麻雀。
マンズ、ピンズ、ソウズ、風牌(ふうぱい)、三元牌(さんげんぱい)を使うことで、様々な役を成立させることができます。
そんななかでも、今回はマンズ(萬子)について解説。
1~9のマンズについて、読み方や由来、マンズを使ったローカル役も見ていきましょう。
麻雀牌のマンズってなに?1~9の読み方やその由来
筒子(ピンズ)は貨幣の形を、索子(ソウズ)は貨幣をまとめるために使っていた竹串や縄をモチーフにしているとされています。
それぞれ「物」をモチーフにしているわけですが、今回のテーマであるマンズは物がモチーフだとは考えにくいですよね。
マンズに関しては、貨幣の単位からきているといわれています。
ということは、マンズ、ピンズ、ソウズのすべてが貨幣からきていると言われている、ということです。
上記画像は、マンズの1~9。
一萬(いーまん)
二萬(りゃんまん)
三萬(さんまん)
四萬(すーまん)
五萬(うーまん)
六萬(ろーまん)
七萬(ちーまん)
八萬(ぱーまん)
九萬(きゅーまん)
以上のように読みます。
なお、「まん」の部分を「わん」と読む場合もありますが、意味は同じです。
【マンズの5】赤五萬(あかうーまん)で打点アップ!
マンズ、ピンズ、ソウズのそれぞれ5の牌には、通常の色の5のほかに、赤く塗られた5の牌があります。
マンズの場合は、これを赤五萬(あかうーまん)と呼びます。
赤く塗られた5の牌は「赤ドラ」と呼ばれ、あがったときに手牌に赤ドラがあれば、それだけで一翻もらえるというシステムです。
赤ドラはあればある数だけ翻数がもらえるので、積極的に活用していきましょう。
【マメ知識】マンズを使って作るローカル役がある?百万石(ひゃくまんごく)
ソウズ限定の役である緑一色(りゅーいーそう)、ピンズ限定の役である大車輪のように、マンズ限定の役として百万石(ひゃくまんごく)という役があります。
14枚のマンズで構成されていることに加え、14枚の数字の合計が100を超えていることが条件。
百を超えている、という意味合いで「百万石」ということなのでしょう。
しかし実際のところはこの役を採用している麻雀ゲームも雀荘も大変稀で、知らない人のほうが多い役だと言えるでしょう。
【まとめ】貨幣の単位が由来のマンズ!赤五萬をうまく使って打点UP」
3種類ある数牌のうちの1種類であるマンズ。
貨幣の単位が由来だと言われていて、ピンズやソウズに関しても同様に貨幣に関わる由来があるようです。
知名度は低いですが、百万石というローカル役もありますので、知識として覚えておけば麻雀をより楽しめるかもしれませんね。