チョモさんの遊び場

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【麻雀ファン必見】カイジ由来の“17歩”とは!2人で手軽にできる麻雀

麻雀というと、3人や4人で楽しむ遊びというイメージがありますが、実はルールを工夫することで2人でも楽しめる遊びになります。

 

2人で行う麻雀というのは正式に決められたルールがあるわけではありませんが、今回は「カイジ」で有名で「17歩」というルールを紹介していきます。

 

 

 

 

2人でできる麻雀ルール、「17歩」の由来はカイジ

ギャンブル漫画といえば、福本伸行先生原作の「カイジ」シリーズが有名ですよね。

今回紹介する「17歩」というルールは、このカイジによって有名になりました。

こちらの作品内では、現実では不可能な現金をかけた戦いを繰り広げています。

非現実的な光景でもあり、いかにもカイジらしい戦いです。

 

 

 

プレイするまでの準備は簡単!4人麻雀と同じ

準備といってもやることは通常の麻雀と同じで、4つの牌山を積むところから始まります。

4人麻雀と同じように、4本の牌山で四角形を作ることができれば、基本的な準備は完了です。

自分の前にある牌山(34枚)を自分だけが見えるように開き、そのなかから13枚を使ってテンパイ形の手牌を作ります。

対戦中に手牌を入れ替えることはないので、この時点でテンパイになっていることが条件です。

また、満貫以上の役がないと和了できないといったルールもあるので、ここも注意点です。

 

ちなみに、「テンパイってなに?」という方は以下の記事でどうぞ↓

www.charin07.info

 

ゲーム開始!牌を1枚ずつ捨ててロンを目指す

34枚のうち、13枚を使って手牌を作りました。

そのため手牌に入らなかった21枚は残りとなるわけですが、この21枚のなかから1枚ずつ選び、交互に捨てていきます。

お互いに17枚捨てるまでに和了を目指す、というゲームです。

お互いテンパイ形の状態から始まっているので、先にロンをしたほうが勝ち、ということになります。

 

先ほどの章でも説明した通り、和了するためには満貫以上の役が必要です。

基本的な役はすべて有効ですが、お互いにテンパイした状態から始まることが決まりですので、ダブルリーチはつきません。

最後の1枚で和了できた場合には海底がつくので、先に牌を捨てるほうは3翻でテンパイをしておくことで、最後の1枚に賭けるということもできます。

 

複数の待ちがあって一部の待ちでのみ満貫となる場合、満貫にならないほうの当たり牌は出ても見逃すしかなく、見逃した場合はフリテンになってしまうので、ここも注意しましょう。

 

このほかにも、以下のようなルールがあります。

 

 

 

・親と子で点数の違いは無い

・場風は東、親→東で子→西となる

・カンはできない

・裏ドラがあるが、満貫にするための翻数には数えない(ボーナスのような扱い)

 

 

17歩の得点計算はどうやる?カイジでは?現実では?

もちろん和了したときには点数の移動があります。

満貫なら8000点、跳満なら12000点といったように、通常の麻雀と同じように計算します。

 

ちなみにカイジの世界ではお金を賭けた勝負で、満貫で1倍、跳満で1.5倍、倍満で2倍、三倍満で3倍、役満で4倍という配当がつけられています。

 

 

 

奥が深い!17歩の戦略にはどんなものがある?

17歩のルールをここまで説明してきましたが、ルールそのものは非常に簡単ですし、時間をかけずに楽しむことができます。

しかし、見た目とは裏腹にとても奥の深いゲームです。

34枚のうちどれだけ打点を高める13枚を使い、どれだけ相手にロンをされない21枚を選べるか、の戦いになります。

残るのは21枚なのですが、実際に捨てるのは17枚なので、4枚は捨てずに済む牌があるわけです。

「危ないな」と感じた牌でも、4枚は捨てずに済む猶予があるので、その猶予をうまく使いながら手牌と捨て牌のバランスをとっていきましょう。

 

 

暗刻をあえて捨て牌にすることで、安全な3巡を過ごすことができる

34枚のうち暗刻になった牌があると、手牌に入れたくなりますよね。

しかしこれを捨て牌の21枚に入れることで、1枚の牌を通すだけで、残りの2枚を安全牌として使うことができるようになります。

三元牌など暗刻になるだけで役になる牌は別ですが、数牌で暗刻になっている場合には、積極的に捨て牌として利用していきましょう。

 

「暗刻ってなに?」という方はこちらもオススメです。

www.charin07.info

 

多面張は当たり牌が多くなるが、読まれやすくなる

多面張の場合には、それだけ当たり牌が多くなるので、和了しやすくなると考えるのが一般的です。

しかし自分でツモをするタイミングはなく、相手が捨てた牌で和了するしかありません。

そのため、一度相手に「この牌は危ないな」と読まれてしまうと、自分の当たり牌が場に捨てられることはなくなり、和了が遠ざかってしまいます。

多面張は「1・4・7」や「2・5・8」などスジで待つことが多いこともあり、一度読まれてしまうと「当たり牌の枚数は多いのにほしい牌のスジが捨てられない」という状態になるのです。

そのため、あえて「二萬」の単騎待ちにして「五萬」を捨て牌にすることで、相手の危険牌から「マンズの2・5・8」を外し、「二萬」を捨てさせるということも大切です。

 

 

【まとめ】カイジで脚光を浴びた麻雀のルール「17歩」は単純だけど奥が深い

34枚を13枚の手牌と21枚の捨て牌に分けて戦う、17歩。

テンパイの状態からスタートし、満貫以上でないと和了ができず、ダブルリーチができないなどの注意点もあります。

交互に牌を捨てていき、先にロンしたほうが勝ちという単純な勝負なのですが、捨て牌に暗刻を残す、スジ待ちは読まれやすいといった深さがあるのも特徴。

雀荘などで3人目、4人目を待つまでの暇つぶしとしても楽しめるので、ぜひやってみてください。