麻雀初心者の方が最初に覚える役は、リーチでしょう。
しかし、実際に対局をしていくうえで、ぜひ覚えてほしい役が、ピンフ(平和)なのです。
細かな条件が多く難しいイメージがあるのですが、アガりまでのスピードを重視する場面で使われる役です。
実はかなり成立させやすい役なので、初心者の方も優先的に覚えるようにしましょう。
ピンフってどんな役?翻数と4つの条件
麻雀の役として、初心者が覚えるべきもののひとつが、ピンフ(平和)というもの。
役なので、ピンフが成立していればリーチ(立直)をしなくてもアガれます。
1翻の役なので、比較的つきやすい役なのですが、細かな条件がいくつもあり、計4つの条件を満たすことで成立します。
・4つのメンツ(面子)がすべてシュンツ(順子)であること
・雀頭が風牌以外であること
・待ちがリャンメン(両面)であること
・鳴いていないこと
以上の4つを満たすことで、ピンフが成立します。
ピンフの注意点!【麻雀初心者必見】
ピンフを狙って打つ際の注意点は、「当たり牌によっては単騎待ち扱いになる」ということです。
こちらの上記の画像、ピンフの形でテンパイしています。
テンパイをしている部分のみをアップにしてみました。
2萬が3枚と3萬が1枚の形なのですが、
もし3萬か4萬を引いてきた場合には、2枚の2萬を雀頭にして、2・3・4萬のシュンツをリャンメン待ちしていたことになるので、ピンフが付きます。
しかしこちらの画像のように、もう1枚3萬をツモった場合にはどうでしょうか。
2萬が3枚でコーツ(刻子)となり、3萬が雀頭となるので、この場合にはピンフの条件から逸脱してしまいます。
こうした三面張などの多面張の場合には、ピンフがつかなくなってしまうこともあるので、特にピンフのみでのアガりを目指す際には注意が必要です。
ピンフと複合しやすい役!高い点を目指そう
・焼き鳥のルールを採用している
・僅差でオーラスに突入した
・親番を続けるため、とにかく連荘したい
こうした状況では、低い点数であってもとにかくアガることを優先します。
そのため、ピンフのみやリーチのみなど、1翻だけでアガることも多くなります。
しかし、ここにあと1つでも役がつけば、点数は1,000点から2,000点になるので、倍になると言えるわけです。
ということで、ここではピンフと相性が良く、複合して成立しやすい役を解説していきます。
ちなみに「焼き鳥」のルールについては、こちらで分かりやすく解説しています。↓
www.charin07.info
ピンフと複合しやすい① リーチ
当たり前といえば当たり前なのですが、ピンフの形が確定したテンパイの状態でリーチを宣告すれば、それだけで複合できる役になっています。
ピンフがついているということはリャンメン待ちだということですが、もし1・4萬のリャンメン待ちだとしたら、リーチを宣告する牌を7萬にするという戦略があります。
7萬が捨ててあるということは、4・7萬のリャンメン待ちが否定されることになるので、他のプレイヤーは若干ではありますが、1・4萬を捨てやすく感じるわけです。
リーチをすることでテンパイしていることが相手にバレるわけですが、その状態をうまく活用すれば、よりアガりに近くなるのです。
ピンフと複合しやすい② タンヤオ
タンヤオというのは、14枚すべてを2~8の数牌で作るという役。
ただピンフを2~8の数牌で作れば成立しますから、頻出しやすい形です。
実際に、ピンフとタンヤオを合わせて「タンピン」と呼ばれていますので、この組み合わせは大変よく出る形であると言えますね。
ピンフと複合しやすい③ 一盃口(いーぺーこー)
画像のように、14枚の中でまったく同じシュンツを2つ作ることで成立するのが、一盃口です。
シュンツを多く使うのがピンフですので、一盃口を狙っているとピンフも見えてくる、ピンフを狙っていると一盃口も見えてくる、といったことがあります。
【まとめ】初心者に覚えてほしい麻雀役、ピンフについて
・4つのメンツ(面子)がすべてシュンツ(順子)であること
・雀頭が風牌以外であること
・待ちがリャンメン(両面)であること
・鳴いていないこと
上記の条件をすべて満たすことでピンフがつきます。
アガりまでのスピードが求められる場面でもよく使われる役なので、初心者の方にぜひ覚えてほしい役ですね。